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【取材ノート:長野】シュタルフ長野をより好きになる3つのエピソード

2022年12月6日(火)


シーズン終了後、AC長野パルセイロの公式YouTubeチャンネルに投稿された動画が話題を呼んだ。最終節・藤枝MYFC戦において、キックオフ直前のロッカールームにカメラが潜入。シュタルフ悠紀リヒャルト監督が選手たちに熱い言葉を投げかけている。


DAZNで見られる試合後のセレモニーも含め、シュタルフ監督の熱血ぶりが多くのサッカーファンに知れ渡った。その温度は日々のトレーニングでも感じられ、チームに良い雰囲気をもたらす要素も多く見られた。今回は筆者が練習場で目にした3つのエピソードを紹介したい。

①誕生日の“逆プレゼント”

ドイツ出身の指揮官によって取り入れられたイベント。日本では誕生日の人に向けて周囲がパーティーを開き、プレゼントを贈るのが一般的だ。しかしドイツでは誕生日の本人がパーティーを開き、ゲストにプレゼントを贈る。その風習に習い、選手と現場スタッフは誕生日を迎える際、チーム全員に向けてプレゼントを用意。ちなみにシュタルフ監督は桃を贈ったという。

②ポイントランキング

シーズン開幕前から継続して行われた企画。バー当てやシュートゲームなどの練習で、選手たちが勝点を競い合う。その勝点をスタッフが1年を通して集計し、シーズン終了後に結果発表。シュタルフ監督から上位入賞者に景品が用意され、さらに選手全員へメッセージカードが贈られた。
③GKシュタルフ



練習中に何度か見られた光景だ。シュタルフ監督がシュート練習などでキーパーグローブを付け、GKとして好セーブを披露。現役時代はフィールドプレーヤーを務めていたが、GKの経験も多少あるという。38歳の若き指揮官は、まだまだ機敏な動きを見せている。

シーズンを通して感じられた雰囲気の良さは、シュタルフ監督の人柄があってこそだろう。就任2年目となる来季も、メンバーの入れ替わりはあろうとも、結束したONE TEAMを見せてくれるはずだ。

Reported by 田中紘夢