Js LINK - Japan Sports LINK

Js LINKニュース

【取材ノート:新潟】2023年の三戸舜介は全力で“脱力”する

2023年1月21日(土)


「どれだけ自分がやれるか、本当に楽しみです。J1でやれなければ意味がないし、ここで結果を残さないと目指しているオリンピック、ワールドカップの舞台には立てないと思っています」。パリ・オリンピック世代のMF三戸舜介が、チームにとっては6年ぶりとなるJ1の戦いに胸を躍らせている。

プロ2年目の昨季は右鎖骨の骨折で2カ月の離脱があったが、24試合に出場し6ゴール。変幻自在のドリブルとパス、さらに左右どちらの足も駆使する硬軟自在のシュートで攻撃サッカーを具現化した。長期離脱から復帰後の復調も目覚ましく、夏に本間至恩がベルギーのクラブ・ブルージュに移籍し、秋には大黒柱の高木善朗が右ひざの大けがで離脱した中盤の新たな主軸として、シーズン終盤に輝きを見せた。

自身、J1に初めて挑むシーズンの開幕に向けて、1月17日から約1カ月の高知キャンプでトレーニングに打ち込んでいる。

「キャンプのテーマは自分的には二つあって、一つは体力面。90分間といわず、120分フルに走れる体力を身に付けたいです。もう一つはプレーの全部が全部を100%でやるというより、余裕を持って、ひと呼吸を置いて冷静にプレーできるようになりたい。J1でも複数の選択肢を持って余裕でプレーできるくらいになれば、代表も見えてくる」

一つ目のテーマは、すでにクリアしかけているかもしれない。キャンプ2日目に実施された持久力を測るヨーヨーテストで、堂々のチームトップの走力を見せているからだ。

さらに、3年ぶりにアルビレックス新潟に復帰したDF新井直人の守備力を称えるキャプテン、 DF堀米悠斗の「今日のポゼッション練習で三戸ちゃんから2度もボールを奪っていたのはすごい」というコメントは、その技術力とセンスがチームで屈指であることの証しでもある。

余裕を持ってプレーしたいというのは、これまでは力み過ぎて、視野が狭くなっているときがあるという反省から。『こんなドリブラーがいたのか!?』とJ1を驚かせる準備が着々と進む。

Reported by 大中祐二