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【取材ノート:長野】新戦力が見せる勢い。ホーム開幕戦でも継続を

2024年3月5日(火)


開幕から2試合を終えた明治安田J3リーグ。AC長野パルセイロはアウェイ2連戦を終えて勝点1と、ホーム開幕戦に向けて望んだ結果を持ち帰れなかった。その中でも好材料として挙げられるのは、新戦力選手の躍動だ。開幕戦は忽那喬司、第2節は浮田健誠と、いずれもニューフェイスが得点を決めた。この2人に限らず、既存戦力との融合が着々と進んでいる。



FC大阪との開幕戦で沈めた今季第一号は、その要素が色濃くあった。中盤の底でボールを受けた碓井鉄平から、ボランチの脇を取った忽那に縦パス。右サイドで安藤との連係によって時間を作ると、起点となった碓井が再び顔を出す。加藤弘堅のパスを受けた碓井が三田にクサビを入れると、三田のフリックを忽那がスルーし、安藤を経由して近藤へ。その間に忽那がゴール前に潜り込み、近藤の折り返しを押し込んだ。

実に6人が絡んだゴールだったが、そのうち3人は新加入選手だ。近い距離感で小刻みにボールを繋ぎ、相手を翻弄してみせた。続く奈良戦で突破口となったのは、新戦力による両翼。左右ウイングバックの田中康介と安藤が積極的に仕掛けることで、ゴールを脅かした。

その勢いを次なるホーム開幕戦でも継続し、今季初勝利に繋げられるか。前節に加入後初ゴールを決めた浮田は「サポーターの皆さんは心待ちにしているはず。その思いと、自分たちの勝ちたい思いを爆発させて勝利したい」と話す。加入後初先発を飾った安藤も「次はホームの声援を受けて戦える。『また見に行きたい』と思わせるようなプレーをしたい」と意気込んだ。

Reported by 田中紘夢