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【取材ノート:長野】アウェイ初勝利へ。縁深き今治の地に乗り込む

2024年4月4日(木)


公式戦7試合負けなしで8位に位置するAC長野パルセイロが、明治安田J3リーグ第8節で5位のFC今治に挑む。髙木理己監督をはじめ、8人の選手とスタッフにとっては古巣戦。アウェイ初勝利を飾るにはもってこいの舞台だ。

FC大阪との開幕戦に敗れて以降、JリーグYBCルヴァンカップも含めて負けなしが続く。その内訳を見ると、ホームでは3勝1分だが、アウェイでは3分と勝ちきれていない。粘り強く勝点を拾っている一方、3ポイントを持ち帰りたいところではある。

今節は今治とのアウェイゲーム。冨田康平、三田尚希、パク スビン、安藤一哉の4選手が古巣戦を迎える。スタッフも髙木監督を筆頭に、布啓一郎ヘッドコーチ、小川秀樹アシスタントコーチ、楠豪テクニカルコーチの4人がかつての本拠地へ。「元気にサッカーをしているところを見せながら、勝ちにこだわりたい」。そう冨田が言うように、各々が思いを馳せていることだろう。

前節・アスルクラロ沼津戦に勝利した後の記者会見。髙木監督は今治戦への意気込みを問われると、「いまは長野の監督なので、長野にしか思い入れはない」と特別感を示さなかった。もっとも、その言葉の裏には野心が見え隠れしていたが――。古巣相手にアウェイ初勝利を飾り、続くガイナーレ鳥取との古巣戦にも勢いを持ち込めるか。

Reported by 田中紘夢