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【取材ノート:大宮】ウノゼロでの勝利を。大宮の堅陣に酒井舜哉が立つ

2025年7月25日(金)


また新しく、RB大宮アルディージャで戦う選手たちが加わる。阪南大学からはMF松井匠が、そしてアカデミーからDF酒井舜哉とMF神田泰斗が、新たな戦力になることが発表された。その中で今回は、アカデミーから昇格する酒井舜哉について紹介していきたい。

2026シーズンのトップチーム昇格内定となった酒井舜哉は、現在RB大宮アルディージャU18に所属する高校3年生のセンターバックである。

何より目に付くのはその長身。身長190cmという高さは、プロの世界にあっても優位であるのは間違いない。今年は高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2025 関東1部でプレーする酒井だが、ハイボールでの競り合いではマークにつく相手よりも頭一つ上からねじ伏せる。その高さに加え「シンプルに球際で強く行く、走り負けない、体をぶつけて守る、そういう闘うところを皆さんに見てほしい」と意気込む。



中学1年次で大宮アカデミーに加入。当時は足下の技術の差に苦しんだというが、その中でも徐々に頭角を現し、中学3年生の時には初めて年代別日本代表(U-15日本代表)にも選ばれた。そこで「ここから努力していけば、プロの道が近づいてくるのかな」と、さらに上を見るようになったという。

目標とする選手について問うと、「イタリアのディフェンダーが好きなんですよね。ちょっと古いんですけど、マルディーニとかボヌッチとかキエッリーニとか」と、往時のイタリアの名選手を挙げる。「堅い守備が好きで、ウノゼロ(1-0)で勝つのが気持ちいい。最後を守り切る、そういう選手になれたらいいなと思います」と目指す姿を語ってくれた。

今シーズンは2種登録もされ、試合出場こそなかったがJリーグYBCルヴァンカップカップのいわきFC戦、FC東京戦ではメンバー入りも果たしている。「Jリーグでメンバー入りすることと、NACK5スタジアム大宮でプレーすること」をプロでの最初の目標として掲げたが、いやいや、明治安田J2リーグの後半戦でその姿を見せてほしい。

Reported by 土地将靖