ヴィッセル神戸U-18所属(第2種登録)の濱﨑健斗が9月9日から全体練習に合流した。「体力面とか、まだまだ追いついてないですけど。まぁ、いい感覚では合流できたかなと思います」と、18歳のレフティーは爽やかな笑顔を見せた。
今シーズンの濱﨑はリーグ戦での出場機会も増えはじめていた。2月の京都戦で14分間プレーすると、3月の福岡戦では先発フル出場、さらに5月のC大阪戦でも19分間プレーし、溢れる攻撃センスでチームにスパイスを効かせていた。
だが、C大阪戦の後に古傷の右肩を負傷。5月29日のリリースによると「右反復性肩関節脱臼」で全治は手術日から約6ヵ月という診断だった。
「(ケガ前は)自分の中でもいいイメージでできていた。その中で3回目の脱臼。(以前から次に脱臼すれば手術が好ましいと言われていたが)手術するかどうか悩んだし、正直やりたくはなかったんですけど、これから活躍していく中では若いうちに手術していいコンディションにすることが大切だということで手術に踏み切りました」
手術後、右肩の固定が必要だったため約1ヵ月間は上半身を動かせなかったという。その間は下半身を自重トレで鍛えていたそうだが、エナジーが溢れる若者にとっては苦痛の時間だった。
自身の努力に加え、周りのサポートもあって濱崎は予定よりも早めに復帰できた。「(ケガ人も増えてきた)このタイミングでチームに帰ってこられたので、少しでもチームの力になりたいですし、チームを救えるような中心選手になっていきたい。そのためには結果も残してスタメンの座を奪いたい」。強い意志をもってチームに戻ってきた。
リーグ戦もさることながら、濱崎はACLEへの想いも強いようだ。
濱崎は前回大会のリーグステージ MD8 上海申花戦(2月/アウェイ)にスタメンで出場している。すでにラウンド16進出を決めていた神戸は若手中心のメンバーで挑んでおり、濱崎にとっては絶好のアピールチャンスだった。だが、開始11分にGKオビ パウエル オビンナが退場となって試合は難しい展開に。本来は攻撃面で“違い”を出したかった濱崎だが、数的不利の中で多くの時間を守備に費やすこととなった。結果2−4で敗退した。
さらにチームは山東泰山の大会撤退による影響で、リーグステージ3位通過から5位通過に変更。ラウンド16の第2戦をホームで戦う権利を失った。その影響もあって第1戦を2−0で完勝したにも関わらず、完全アウェイの第2戦を0−3で落として大会を去ることになった。
「前回のACLEは悔しい結果で終わった。(9月に今大会が開幕し)リーグ戦や天皇杯など試合が多くなるので、自分にも出場のチャンスはあると思う。 そこで結果を残して、チームを勝たせられたらいいなと思う」(濱崎)
神戸の4度目のアジア挑戦は、いよいよ9月17日の上海海港戦から始まる。
Reported by 白井邦彦
今シーズンの濱﨑はリーグ戦での出場機会も増えはじめていた。2月の京都戦で14分間プレーすると、3月の福岡戦では先発フル出場、さらに5月のC大阪戦でも19分間プレーし、溢れる攻撃センスでチームにスパイスを効かせていた。
だが、C大阪戦の後に古傷の右肩を負傷。5月29日のリリースによると「右反復性肩関節脱臼」で全治は手術日から約6ヵ月という診断だった。
「(ケガ前は)自分の中でもいいイメージでできていた。その中で3回目の脱臼。(以前から次に脱臼すれば手術が好ましいと言われていたが)手術するかどうか悩んだし、正直やりたくはなかったんですけど、これから活躍していく中では若いうちに手術していいコンディションにすることが大切だということで手術に踏み切りました」
手術後、右肩の固定が必要だったため約1ヵ月間は上半身を動かせなかったという。その間は下半身を自重トレで鍛えていたそうだが、エナジーが溢れる若者にとっては苦痛の時間だった。
自身の努力に加え、周りのサポートもあって濱崎は予定よりも早めに復帰できた。「(ケガ人も増えてきた)このタイミングでチームに帰ってこられたので、少しでもチームの力になりたいですし、チームを救えるような中心選手になっていきたい。そのためには結果も残してスタメンの座を奪いたい」。強い意志をもってチームに戻ってきた。
リーグ戦もさることながら、濱崎はACLEへの想いも強いようだ。
濱崎は前回大会のリーグステージ MD8 上海申花戦(2月/アウェイ)にスタメンで出場している。すでにラウンド16進出を決めていた神戸は若手中心のメンバーで挑んでおり、濱崎にとっては絶好のアピールチャンスだった。だが、開始11分にGKオビ パウエル オビンナが退場となって試合は難しい展開に。本来は攻撃面で“違い”を出したかった濱崎だが、数的不利の中で多くの時間を守備に費やすこととなった。結果2−4で敗退した。
さらにチームは山東泰山の大会撤退による影響で、リーグステージ3位通過から5位通過に変更。ラウンド16の第2戦をホームで戦う権利を失った。その影響もあって第1戦を2−0で完勝したにも関わらず、完全アウェイの第2戦を0−3で落として大会を去ることになった。
「前回のACLEは悔しい結果で終わった。(9月に今大会が開幕し)リーグ戦や天皇杯など試合が多くなるので、自分にも出場のチャンスはあると思う。 そこで結果を残して、チームを勝たせられたらいいなと思う」(濱崎)
神戸の4度目のアジア挑戦は、いよいよ9月17日の上海海港戦から始まる。
Reported by 白井邦彦