明治安田J1リーグも残り5節となった。現状、首位の鹿島が2~4位の3チームに勝点差「5」をつけているが、今節の第34節では4位のヴィッセル神戸と対戦し、続く第35節では現在2位の京都との勝負を控えている。鹿島は連勝すれば独走体制を築ける一方で、連敗すれば首位陥落の可能性もある。鹿島にとってはこの2節が正念場になりそうだ。
神戸がリーグ3連覇を達成するためには、まず今節の鹿島戦で勝点3を積み上げる必要があるだろう。勝てば首位・鹿島との勝点差を「2」に縮められる一方で、負ければ「8」に広がってしまうからだ。仮に引き分けた場合は試合数が1つ減る中で勝点差「5」のまま。この直接対決で勝点3を積み上げられるかどうかが、リーグ3連覇への可能性を左右しそうだ。
鹿島戦の後はアウェイでのACLE江原戦を挟んで、中3日でアウェイでの第35節・新潟戦に挑む。昨シーズンも9月に同じようなシチュエーションがあったが、その際はアウェイでのACLEブリーラム戦に引き分けて、中3日のアウェイ新潟戦に勝利している。73分に武藤嘉紀のゴールで同点に追いつき、90+6分に菊池流帆(現:町田)の劇的ゴールで勝点3を手にした。
昨年のリーグ2連覇を果たした後に、吉田孝行監督はこの新潟戦の勝利を「一つのポイントだった」と振り返ったが、今シーズンもアウェイの新潟戦がポイントになる可能性はありそうだ。
続く第36節はG大阪との関西ダービーが控えている。この時点でどういう状況になっているかに関係なく、プライドをかけた激しい戦いになるのは間違いないだろう。5月の第17節ではホームの神戸が90+6分の大迫勇也のゴールで3−2のシーソーゲームを制している。今度はG大阪のホーム。前回のリベンジに燃えないわけがない。神戸にとってはこの試合も山場となる。
そしてACLEや天皇杯準決勝などを挟み、11月30日にはホームでFC東京を迎え、12月6日にはアウェイで京都との最終節が待っている。
1人のサッカーファンとしては、リーグ優勝をかけて神戸と京都が戦う試合を見てみたい。もちろん、その青写真の先に神戸がリーグ3連覇を果たすというストーリーが最高の結末となる。
Reported by 白井邦彦
神戸がリーグ3連覇を達成するためには、まず今節の鹿島戦で勝点3を積み上げる必要があるだろう。勝てば首位・鹿島との勝点差を「2」に縮められる一方で、負ければ「8」に広がってしまうからだ。仮に引き分けた場合は試合数が1つ減る中で勝点差「5」のまま。この直接対決で勝点3を積み上げられるかどうかが、リーグ3連覇への可能性を左右しそうだ。
鹿島戦の後はアウェイでのACLE江原戦を挟んで、中3日でアウェイでの第35節・新潟戦に挑む。昨シーズンも9月に同じようなシチュエーションがあったが、その際はアウェイでのACLEブリーラム戦に引き分けて、中3日のアウェイ新潟戦に勝利している。73分に武藤嘉紀のゴールで同点に追いつき、90+6分に菊池流帆(現:町田)の劇的ゴールで勝点3を手にした。
昨年のリーグ2連覇を果たした後に、吉田孝行監督はこの新潟戦の勝利を「一つのポイントだった」と振り返ったが、今シーズンもアウェイの新潟戦がポイントになる可能性はありそうだ。
続く第36節はG大阪との関西ダービーが控えている。この時点でどういう状況になっているかに関係なく、プライドをかけた激しい戦いになるのは間違いないだろう。5月の第17節ではホームの神戸が90+6分の大迫勇也のゴールで3−2のシーソーゲームを制している。今度はG大阪のホーム。前回のリベンジに燃えないわけがない。神戸にとってはこの試合も山場となる。
そしてACLEや天皇杯準決勝などを挟み、11月30日にはホームでFC東京を迎え、12月6日にはアウェイで京都との最終節が待っている。
1人のサッカーファンとしては、リーグ優勝をかけて神戸と京都が戦う試合を見てみたい。もちろん、その青写真の先に神戸がリーグ3連覇を果たすというストーリーが最高の結末となる。
Reported by 白井邦彦