
プロ3年目のセンターバック、竹内悠力が闘志を燃やしている。このオフ、昨シーズンの明治安田J2リーグで36試合に出場し、1得点の大森理生が期限付き移籍の期間が満了となってFC東京に復帰し、33試合出場0得点のダニーロが水戸ホーリーホックに、そして33試合出場2得点の加藤徹也がアルビレックス新潟に移籍して、FC今治を去った。2026年は、3バックが総入れ替えとなる。
1年目の一昨シーズンはルーキーながら明治安田J3で14試合に出場し、プロ初ゴールも挙げた竹内だが、戦いのステージがJ2に上がった昨季は11試合出場0得点に終わった。個人的にも、チームにとっても、飛躍を期する新シーズンだ。
「これまでも守備、チームを引っ張っていく気持ちでいましたけど、実際はついていく部分が多かったので。声を出したりプレー面もそうですが、最後に体を張る、球際で負けないという姿を示して、気持ちの面でも引っ張っていきたいですね」
オフの期間、心はリラックスさせつつ、毎日、体を動かし続けて新チームの始動に臨んだのも、意気込みの表れだ。
そんな闘志をさらにかき立てるのが、昨季の最終節、0-5で完敗したアウェイでのジェフユナイテッド千葉戦である。先発フル出場したこの試合で、昇格に突き進む千葉の猛威に圧倒された。
「あの試合で、本当に自分に足りないものがいろいろ見えたし、思うところがすごくありました。他のみんなも同じだと思います。オフに体を動かすときも、ずっとその思いを持って常に動いていました。
千葉とはシーズン前半に対戦したとき、試合には負けましたけど、僕自身はやれることがいろいろあると、手応えを得られました(第15節●0-1)。ところが最終節は、相手はJ1昇格もJ2優勝も懸かっていて、覚悟もプレーの迫力も、僕らとはまるで違いました。それがゴール前の球際とか、細かい部分で大きな差となり、点差に出たと思います」
3週間後に開幕する明治安田J2・J3百年構想リーグは昇格も降格もない。だが、そんなことは構わずに、昨シーズン終わりに味わった悔しさを全力でぶつけていく覚悟だ。
「J1に上がるチームを体感したので。それを基準に、それ以上を目指します。負けていたら上がれないので。個人として、まず目の前の相手に負けない。失点をしない。常に意識してやっていきます」
キックオフカンファレンスでは「高く、遠く」と書いたフリップを掲げて、サポーターに「目標もクリアも、高く遠くを目指します!」と2026年の奮闘を力強く誓った。新たなディフェンスリーダーへと名乗りを挙げ、今治をけん引するシーズンが始まる。
Reported by 大中祐二