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【取材ノート:長野】近藤貴司が古巣相手に一太刀 爆速と機転を利かせDOGSO誘発

2026年3月3日(火)


大宮キラーの「ターチ」が、古巣相手に一太刀を浴びせた。

AC長野パルセイロはホームでの明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第4節で、RB大宮アルディージャに1-2。開幕3連勝中の首位に敗れはしたものの、前半からゲームを支配し、退場者を出させるまで追い詰めた。

後半開始早々に連続失点も、流れを取り戻したのは59分のプレーだ。大宮のボランチ同士のパス交換を近藤貴司がインターセプト。そのままゴール方向にドリブルで加速すると、後ろから小島幹敏に倒されてFKを得る。小島はDOGSOとみなされて一発退場となった。


相手のビルドアップに対してハイプレスが実った形。大宮はシステムを4-1-3-2から4-4-2に変えてきたが、長野にとってはそれも想定内だ。立ち上がりから大きな戸惑いは見られなかった。

このシーンでも息は合っていた。右サイドバックの茂木力也に向かって、左サイドバックの忽那喬司がプレス。通常であれば左サイドハーフの近藤が出るシチュエーションだが、近藤は忽那のジャッジを尊重し、外側ではなく内側へ。ボランチの加藤玄に照準を定め、小島から加藤へのパスを奪い去った。

「ある意味、狙いどおりだった」と近藤。忽那が茂木を担当するのは、本来用意していたオーダーだ。ためらわずに次の獲物を見つけると、小島と加藤によるボランチ同士のパス交換が多いのも織り込み済みで、「完全にそこに出すと思っていた」。

機転を利かせたプレスから、爆速を生かしたカウンターでDOGSOを誘発。持ち前のアジリティとインテリジェンスが発揮された。

古巣相手に躍動した近藤。愛媛FC時代には大宮戦で7試合6ゴールを挙げ、“大宮キラー”の異名を取っていた。今節に向けても「(意識は)めちゃくちゃある」と話し、結果には繋がらなかったものの、サポーターの脳裏に焼きつくプレーを見せた。

Reported by 田中紘夢
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