槙野智章新監督の下で始動してから2カ月。藤枝MYFCのサッカーは、試合ごと着実に進化を重ねている。それは戦術の浸透度だけでなく、走力やインテンシティ、個の成長といった面にも及ぶが、その中でも大卒ルーキーたちの活躍は一際輝いている。
それに対して真鍋は「嬉しい反面、悔しさや刺激もありました」とストライカーとして結果を出せていないことに歯がゆさを感じていたが、前節いわき戦(第4節)で待望の初ゴールを決め、チームに勝点3をもたらした。真鍋がそれまでの3試合で点が取れなかったのは、なかなかチャンスに恵まれなかったこともあるが、いわき戦ではプロになって初めて訪れた決定機で、慌てることなくシュートをきっちりと左隅にコントロールしてみせた。プレシーズンの練習試合でも限られたチャンスで点を取る決定力の高さを見せていたが、それをあらためて証明した。
槙野監督も「ああいう数少ないチャンスで結果を残せるのは、ストライカーとして持ってるもの。なかなかチャンスを決めきれない人も見てきましたし、非常に良いと思います。このゴールで肩の力が抜けるでしょうし、もっと量産できると思います」と太鼓判を押す。本人も百年構想リーグ内で「二桁得点」を目指しており、矢村健が離脱している中で非常に頼もしい存在となってきた。
その真鍋と中村優は藤枝に入ってから仲の良さを増し、食事もよく一緒に行っているが、中村優は「いわき戦は今までで一番(自分の)内容が悪かったので、(真鍋)隼虎が決めたのは嬉しかったけど、悔しさもありました」と奇しくも真鍋と同じ言葉を口にした。友でありライバルでもある関係ゆえに「1点ぐらいは(真鍋に)アシストしてもいいかな(笑)」と中村優は言うが、もちろん本気ではなく、波長が合う者同士これから彼らのホットラインはより緊密になっていくことだろう。
三木も、得点に絡む仕事こそできてはいないが、球際でも運動量でも頑張りを見せて、いわき戦の勝利に貢献。この試合の後半で4人揃ってピッチに立ったのは、練習試合を含めても初めてのことで、「本当に若い選手にもチャンスをもらえる環境だと思うので、お互いが切磋琢磨して高め合える関係性だと思います。自分も負けないように頑張ります」と真鍋は言う。
同期4人がそうした良い関係を築けていることは、槙野監督が求め続けることでもある。
「みんなが野心を持ってやってくれてるのは非常に良いことだと思いますし、誰かが活躍すれば、僕も僕もという思いを持ってやっています。逆に昨年からいる既存の選手たちも、良い意味で刺激をもらって、チーム内で良い競争と相乗効果が生まれてるのは良いと思います」(槙野監督)
そんな良い流れが出てきた中で迎えるジュビロ磐田との「蒼藤決戦」。「ダービーは初めてですけど、選手からもサポーターからも賭ける思いというのをすごく感じるので、より強い気持ちを持って1週間準備したいと思います」(真鍋)とルーキーたちも燃えている。
自分たちが今持っている全力を、強敵に思い切ってぶつけるという意味では、今節も一切の迷いなくチームを引っぱってくれるはずだ。
Reported by 前島芳雄
友であり、ライバルでもあり
今季の大卒新人は(2月中はまだ卒業していなかったが)、中村優斗(立正大)、真鍋隼虎(明治大)、三木仁太(関西大)、近藤優成(国士舘大)の4人。そのうち開幕戦に先発した選手はいなかったが、中村優、真鍋、三木の3人が途中出場し、2節目からは中村優と真鍋が先発を続けている。そんな中、まずは中村優が第3節までのチームの全3得点に絡む大活躍を見せ、甲府戦では自らのプロ初ゴールでチームに勝点1をもたらした。それに対して真鍋は「嬉しい反面、悔しさや刺激もありました」とストライカーとして結果を出せていないことに歯がゆさを感じていたが、前節いわき戦(第4節)で待望の初ゴールを決め、チームに勝点3をもたらした。真鍋がそれまでの3試合で点が取れなかったのは、なかなかチャンスに恵まれなかったこともあるが、いわき戦ではプロになって初めて訪れた決定機で、慌てることなくシュートをきっちりと左隅にコントロールしてみせた。プレシーズンの練習試合でも限られたチャンスで点を取る決定力の高さを見せていたが、それをあらためて証明した。
槙野監督も「ああいう数少ないチャンスで結果を残せるのは、ストライカーとして持ってるもの。なかなかチャンスを決めきれない人も見てきましたし、非常に良いと思います。このゴールで肩の力が抜けるでしょうし、もっと量産できると思います」と太鼓判を押す。本人も百年構想リーグ内で「二桁得点」を目指しており、矢村健が離脱している中で非常に頼もしい存在となってきた。
その真鍋と中村優は藤枝に入ってから仲の良さを増し、食事もよく一緒に行っているが、中村優は「いわき戦は今までで一番(自分の)内容が悪かったので、(真鍋)隼虎が決めたのは嬉しかったけど、悔しさもありました」と奇しくも真鍋と同じ言葉を口にした。友でありライバルでもある関係ゆえに「1点ぐらいは(真鍋に)アシストしてもいいかな(笑)」と中村優は言うが、もちろん本気ではなく、波長が合う者同士これから彼らのホットラインはより緊密になっていくことだろう。
「既存の選手たちも刺激をもらって」
もっとも初出場が遅れた近藤も、いわき戦でいきなり2得点に絡む大仕事をやってのけたが、現状にはまったく満足していない。「(初出場は)嬉しいですし、槙野監督も良かったと言ってくれたんですけど、自分的には全然良さを出すことができなかったと思ってます」と次に向けて気持ちを引き締めた。三木も、得点に絡む仕事こそできてはいないが、球際でも運動量でも頑張りを見せて、いわき戦の勝利に貢献。この試合の後半で4人揃ってピッチに立ったのは、練習試合を含めても初めてのことで、「本当に若い選手にもチャンスをもらえる環境だと思うので、お互いが切磋琢磨して高め合える関係性だと思います。自分も負けないように頑張ります」と真鍋は言う。
同期4人がそうした良い関係を築けていることは、槙野監督が求め続けることでもある。
「みんなが野心を持ってやってくれてるのは非常に良いことだと思いますし、誰かが活躍すれば、僕も僕もという思いを持ってやっています。逆に昨年からいる既存の選手たちも、良い意味で刺激をもらって、チーム内で良い競争と相乗効果が生まれてるのは良いと思います」(槙野監督)
そんな良い流れが出てきた中で迎えるジュビロ磐田との「蒼藤決戦」。「ダービーは初めてですけど、選手からもサポーターからも賭ける思いというのをすごく感じるので、より強い気持ちを持って1週間準備したいと思います」(真鍋)とルーキーたちも燃えている。
自分たちが今持っている全力を、強敵に思い切ってぶつけるという意味では、今節も一切の迷いなくチームを引っぱってくれるはずだ。
Reported by 前島芳雄