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【取材ノート:大宮】より得点を――ストライカー泉柊椰へ、さらなる進化を目指す

2026年3月12日(木)


泉柊椰が好調である。明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第3節 福島ユナイテッドFC戦で今季初ゴールを決めると、続くAC長野パルセイロ戦では2得点を挙げ勝利の立役者に。そして第5節いわきFC戦でもゴールを挙げた。3試合連続は自身プロキャリア初だ。

中でも目を惹くのが、長野戦に続く2試合連続のヘディングでのゴール。身長174cmと決して高さがあるわけではなく、長野戦後にも「みんなびっくりしてると思う」と周囲を笑わせながら、「(ヘディングは)練習している」とその成果を喜んだ。


一直線にゴール前に走り込んで決めたようにも見えるいわき戦での得点にも、その裏にはいろいろな思考があった。

「僕が(山本)桜大に落とした瞬間に(加藤)聖に出ることは分かってたので、吊り出したセンターバックのスペースに速いボールで抜け出そうと思ってたけど、聖がコントロールするのが何となくわかったから、1回後ろに消えて、それからセンターバックの前に入った」


そうしたヘディングの練習に、より熱心に取り組み始めたのも「ゴールのパターンを増やしたい」という思いからだ。

「ヨーロッパ基準で考えたときに、逆サイドからのボールに対してはサイドハーフが入っていって、ゴールゲッターにならないといけない。その基準を宮さん(宮沢悠生監督)が示してくれている。シュートの回数が増えると思ってたので、いろんな形からのシュートにはこだわって練習してます。ヘディングで点を取るとかクロスに対して入っていくっていうのは、自分の中で意識してるポイントです」



それもさらなる成長を見据えた上でのものだ。これまでのアタッカー、クロッサーという位置づけに、さらにストライカーというキャラクターが加われば、鬼に金棒である。

「両方できるっていうのが強みになると思う。相手が対策しようと思ってスカウティングしたときに、どれを抑えていいかわからないような選手を目指してます」

いわき戦はPK戦で敗れ、チームとしては4連勝の後の初の敗戦となったが、「まあしゃあないんじゃないですか。でも、そこも成長できるポイントなのかな」と引きずってはいない様子で、それは自身の好調の裏返しでもあるだろう。点も取るしアシストもする、よりゴールに絡む泉への進化を見届けたい。



Reported by 土地将靖