開幕3連勝から一転、東京ヴェルディは第4節、第5節と横浜F・マリノス、鹿島アントラーズとのアウェイゲームで連敗を喫した。特に前節の鹿島戦では、相手の圧力に主導権を握られ、前半に2失点。後半、メンバー交代でさらに前への推進力を増していく東京Vの特長を発揮し何度かゴールに迫ったが、決めきれずに今季初の0-2の零敗となった。
その結果を、誰よりも重く受け止めている一人が齋藤功佑だ。2023シーズンに横浜FCから加入後、今季で4年目を迎えているが、横浜FCユースからトップ昇格を果たし、8年を過ごした横浜FCでのリーグ戦出場数94試合を、東京Vに移籍して3年目の昨季中にゆうに超えている。ある意味、城福ヴェルディの根幹を担ってきている一人であり、指揮官が標榜するサッカーの理解者でもある。
明治安田J1百年構想リーグは、8月開幕へと移行した2026-27シーズンへ向けての特別大会となっており、期間は2月から5月。さらに昇降格が存在しない。そうした特異性も鑑みて、チームがいま、新シーズンへ向けて目指すべきテーマを次のように語った。
「昇降格がある場合は、やはり『降格しないように』という意識がヴェルディには強くあるのが現状です。それはつまり、『負けない戦い方』というところに繋がると思うのですが、今回、昇降格がないとしても、やはり自分たちが失ってはいけないところは、その『負けない戦い方』がベースにあると思うので、特にやるべきことや目指すサッカーは変わっていないと思います。ただ、その中でよりアグレッシブに勇気を持ってプレーできるか。前に前に、中に中にプレーして、自分たちの強みを生かせるかというところが、このハーフシーズンのテーマにはなるのかなと思います」
「負けない戦い方」。つまりは「失点しない戦い方」こそが、ここまで時間をかけて築き上げてきた東京Vのスタイルであり、「原点」とすべき最大の武器なのだと齋藤は強調する。その上で、ベクトルを自らに向けた。
「自分が頭から出てる試合(前節は練習期間中のコンディション不良もあったため後半の開始からの出場)も、直近3試合ぐらい0で抑えられていないので重く受け止めています。チームとしても、そこが強みなはずなので、今一度、特に前半を0で抑えられる戦い方を徹底することが、浦和戦へ向けてもすごく大事な鍵になると思います。前節は得点が取れませんでしたが、4節までは毎試合複数得点できていたので、特に後半に強いと特長を生かすためにも、入りの部分から守備をしっかりとやりたいと思います」
今季の東京Vは、キャンプ時から「走力」を徹底的に鍛え続けており、それが後半に入っても、選手を交代しても運動量とプレーの質が落ちないチーム全体の粘り強さへとつながってきている。少しずつ結果として現れてきているからこそ、その高めてきた走力をベースとし、次のステップへとレベルアップしていくことが、今後勝点を積み上げていくための鍵だと齋藤は見据える。
「一言にまとめると、『賢く強度を出す』ということかなと思います。このチームの優先順位的には、まずはアグレッシブに泥くさく戦うことが1番大事。その中に賢さを身に付けていくことが、次のステップに繋がるんじゃないかなと思います。
例えば、ゲーム展開を読んでプレーを選択できるようになるとか、自分たちが大事にしている強度、前からプレッシャーに行くこと1つとっても、どこを消しながら行くのかとか、前もった予測と準備で効果的なプレッシャーのかけ方ができるかどうかとか。今までは、とにかく行く。行けるかどうか、強度を出せるかどうかというところをフォーカスしてやってきましたが、それにプラスアルファで、考えながらできるかどうかでまた大きく変わる。特に守備はそこがポイントかなと思います。
攻撃では、中でプレーする勇気を持つこと。出し手も勇気を持ってプレーするし、受け手も勇気を持って顔を出すというところの意識や技術がもう1つレベルが上がってくれば、おのずと戦い方も良くなってくし、勝利も増えてくんじゃないかなと思います」
昇降格がないとか、特別大会だからとかは一切関係ない。あくまで1試合は1試合。東京ヴェルディがクラブとして、チームとしてより強く、より魅力的になっていくために。今節も、浦和レッズという素晴らしい強豪チームを相手に、全身全霊を尽くしてチーム一丸で勝利を目指して戦って行くのみだ。
Reported by 上岡真里江
その結果を、誰よりも重く受け止めている一人が齋藤功佑だ。2023シーズンに横浜FCから加入後、今季で4年目を迎えているが、横浜FCユースからトップ昇格を果たし、8年を過ごした横浜FCでのリーグ戦出場数94試合を、東京Vに移籍して3年目の昨季中にゆうに超えている。ある意味、城福ヴェルディの根幹を担ってきている一人であり、指揮官が標榜するサッカーの理解者でもある。
明治安田J1百年構想リーグは、8月開幕へと移行した2026-27シーズンへ向けての特別大会となっており、期間は2月から5月。さらに昇降格が存在しない。そうした特異性も鑑みて、チームがいま、新シーズンへ向けて目指すべきテーマを次のように語った。
「昇降格がある場合は、やはり『降格しないように』という意識がヴェルディには強くあるのが現状です。それはつまり、『負けない戦い方』というところに繋がると思うのですが、今回、昇降格がないとしても、やはり自分たちが失ってはいけないところは、その『負けない戦い方』がベースにあると思うので、特にやるべきことや目指すサッカーは変わっていないと思います。ただ、その中でよりアグレッシブに勇気を持ってプレーできるか。前に前に、中に中にプレーして、自分たちの強みを生かせるかというところが、このハーフシーズンのテーマにはなるのかなと思います」
「負けない戦い方」。つまりは「失点しない戦い方」こそが、ここまで時間をかけて築き上げてきた東京Vのスタイルであり、「原点」とすべき最大の武器なのだと齋藤は強調する。その上で、ベクトルを自らに向けた。
「自分が頭から出てる試合(前節は練習期間中のコンディション不良もあったため後半の開始からの出場)も、直近3試合ぐらい0で抑えられていないので重く受け止めています。チームとしても、そこが強みなはずなので、今一度、特に前半を0で抑えられる戦い方を徹底することが、浦和戦へ向けてもすごく大事な鍵になると思います。前節は得点が取れませんでしたが、4節までは毎試合複数得点できていたので、特に後半に強いと特長を生かすためにも、入りの部分から守備をしっかりとやりたいと思います」
今季の東京Vは、キャンプ時から「走力」を徹底的に鍛え続けており、それが後半に入っても、選手を交代しても運動量とプレーの質が落ちないチーム全体の粘り強さへとつながってきている。少しずつ結果として現れてきているからこそ、その高めてきた走力をベースとし、次のステップへとレベルアップしていくことが、今後勝点を積み上げていくための鍵だと齋藤は見据える。
「一言にまとめると、『賢く強度を出す』ということかなと思います。このチームの優先順位的には、まずはアグレッシブに泥くさく戦うことが1番大事。その中に賢さを身に付けていくことが、次のステップに繋がるんじゃないかなと思います。
例えば、ゲーム展開を読んでプレーを選択できるようになるとか、自分たちが大事にしている強度、前からプレッシャーに行くこと1つとっても、どこを消しながら行くのかとか、前もった予測と準備で効果的なプレッシャーのかけ方ができるかどうかとか。今までは、とにかく行く。行けるかどうか、強度を出せるかどうかというところをフォーカスしてやってきましたが、それにプラスアルファで、考えながらできるかどうかでまた大きく変わる。特に守備はそこがポイントかなと思います。
攻撃では、中でプレーする勇気を持つこと。出し手も勇気を持ってプレーするし、受け手も勇気を持って顔を出すというところの意識や技術がもう1つレベルが上がってくれば、おのずと戦い方も良くなってくし、勝利も増えてくんじゃないかなと思います」
昇降格がないとか、特別大会だからとかは一切関係ない。あくまで1試合は1試合。東京ヴェルディがクラブとして、チームとしてより強く、より魅力的になっていくために。今節も、浦和レッズという素晴らしい強豪チームを相手に、全身全霊を尽くしてチーム一丸で勝利を目指して戦って行くのみだ。
Reported by 上岡真里江