FIFAワールドカップ2026で日本代表がチュニジア代表に4-0で快勝した2日後、元日本代表・乾貴士の移籍がクラブから発表された。ヴィッセル神戸加入から半年後の出来事だった。
乾は野洲高校(滋賀)で全国制覇を果たし、2007年に横浜F・マリノスに加入。
ドイツとスペインのクラブでもプレーするなど充実したプロキャリアを積み上げてきた。
2018年のFIFAワールドカップ ロシア大会では、グループステージのセネガル戦と決勝トーナメント1回戦のベルギー戦でゴールを挙げている。特にベルギー戦でのミドルシュートは、後世に語り継がれるゴラッソだった。
乾が子どもの頃に所属していたセゾンフットボールクラブの関係者が、ベルギー戦のゴールについて話していた言葉を思い出す。
「プロで生き抜くために、貴士はシュート力を磨いてきたんだと思う。だって、うち(当時のセゾンFC)ではシュート練習なんてやってないですから」
センス溢れるドリブル、トリッキーなパス、そして厳しい世界に身を投じて磨いてきたシュート力。三拍子を揃えたアタッカーは、38歳になった今もピッチでファンを魅了できる存在だ。
神戸では明治安田J1百年構想リーグで6試合に出場し、ゴールやアシストといった結果を残すことはできなかった。先発出場は古巣の清水エスパルス戦とセレッソ大阪戦の2試合のみ。
最長で1試合45分間の出場を考えると、ミヒャエル スキッベ監督の信頼を得たとは言えないだろう。
それに関しては乾にも自覚があるのだろう。移籍に際して「皆さんにたくさんのプレーを見てもらうことが無いまま移籍することになり残念な気持ちです」とコメントしている。
一方で、こんな言葉も残している。「半年間という短い時間でしたがプロサッカー選手として初めてのタイトルを取れたこと、レベルの高い選手たちと毎日刺激のある練習ができたこと、多くのサポーターの方に温かく受け入れていただき応援してもらえたことは本当にうれしかったですし、自分にとってとても大切な半年間となりました」このコメントで思い出すのが、公開練習での乾だ。
大きな声を出し、若い選手たちとも積極的にからみ、誰よりもサッカーを楽しんでいた。
良し悪しは別として、乾が入ったことで昨シーズンよりも雰囲気は明るくなった。公開練習を見ているこちら側も楽しい気持ちにしてくれた。
サッカーに対するピュアな姿勢は、彼が神戸に残した大きな財産だろう。
もちろん神戸を離れてしまうのは残念だ。その一方で、新天地・ジュビロ磐田でのプレーを楽しみにしている自分がいるから不思議だ。
Reported by 白井邦彦
乾は野洲高校(滋賀)で全国制覇を果たし、2007年に横浜F・マリノスに加入。
ドイツとスペインのクラブでもプレーするなど充実したプロキャリアを積み上げてきた。
2018年のFIFAワールドカップ ロシア大会では、グループステージのセネガル戦と決勝トーナメント1回戦のベルギー戦でゴールを挙げている。特にベルギー戦でのミドルシュートは、後世に語り継がれるゴラッソだった。
乾が子どもの頃に所属していたセゾンフットボールクラブの関係者が、ベルギー戦のゴールについて話していた言葉を思い出す。
「プロで生き抜くために、貴士はシュート力を磨いてきたんだと思う。だって、うち(当時のセゾンFC)ではシュート練習なんてやってないですから」
センス溢れるドリブル、トリッキーなパス、そして厳しい世界に身を投じて磨いてきたシュート力。三拍子を揃えたアタッカーは、38歳になった今もピッチでファンを魅了できる存在だ。
神戸では明治安田J1百年構想リーグで6試合に出場し、ゴールやアシストといった結果を残すことはできなかった。先発出場は古巣の清水エスパルス戦とセレッソ大阪戦の2試合のみ。
最長で1試合45分間の出場を考えると、ミヒャエル スキッベ監督の信頼を得たとは言えないだろう。
それに関しては乾にも自覚があるのだろう。移籍に際して「皆さんにたくさんのプレーを見てもらうことが無いまま移籍することになり残念な気持ちです」とコメントしている。
一方で、こんな言葉も残している。「半年間という短い時間でしたがプロサッカー選手として初めてのタイトルを取れたこと、レベルの高い選手たちと毎日刺激のある練習ができたこと、多くのサポーターの方に温かく受け入れていただき応援してもらえたことは本当にうれしかったですし、自分にとってとても大切な半年間となりました」このコメントで思い出すのが、公開練習での乾だ。
大きな声を出し、若い選手たちとも積極的にからみ、誰よりもサッカーを楽しんでいた。
良し悪しは別として、乾が入ったことで昨シーズンよりも雰囲気は明るくなった。公開練習を見ているこちら側も楽しい気持ちにしてくれた。
サッカーに対するピュアな姿勢は、彼が神戸に残した大きな財産だろう。
もちろん神戸を離れてしまうのは残念だ。その一方で、新天地・ジュビロ磐田でのプレーを楽しみにしている自分がいるから不思議だ。
Reported by 白井邦彦