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【取材ノート:大宮】総括:手応えと後悔と――宮沢悠生、次へのステップ

2026年6月18日(木)
6月13日、JリーグオールスターDAZNカップが行われた。RB大宮アルディージャからはEAST-Bグループで最多得票となった泉柊椰をはじめ、関口凱心、西尾隆矢が名を連ね、そしてこのハーフシーズン限りで監督解任となった宮沢悠生氏がコーチとして選ばれた。



シーズン途中で解任となった監督が、その後のイベントに参加するのはなかなかないように思う。正直、ギリギリのタイミングで不参加がリリースされるのではないかとも思っていたが、宮沢氏自身にとってはまったく普通のことだったようだ。

「シンプルに、ファン・サポーターの方が自分に何万票も入れてくださって選んでもらった大会。クラブではなくファン・サポーターの方が決めたことに対して、自分が出させていただくのは全然違和感がなかった」

EAST-Aとの1回戦では黒子に徹していたが、5位・6位決定戦では槙野智章監督が試合出場したことで、テクニカルエリア最前線からピッチへ指示を送った。退席処分となった地域リーグラウンド第18節のFC岐阜戦を想起させるような、ペットボトルを並べられる“いじり”もあったが、「スタッフや選手たちはみんな、自分のやってたサッカーを面白いと言ってくれたり、自分のキャラクターを評価してくれた」と、極めて短い期間ながら仲間となった選手・スタッフたちと、このイベントを心から楽しんでいた様子だった。

昨年9月の監督就任からここまでを「できたこととできなかったことが明確になった」と振り返る。

「選手たちを1つの方向に向けさせてやっていくところは、(育成年代と)全然変わらないと思います。特に大宮の選手たちは真面目なので、そういうところで難しさはなかった。解任になる前もチームが崩れていたわけではなかったので、その部分では手応えみたいなものはありました」

「感じたのは、相手が自分たちを研究して対策された時に、もう少しコーチングスタッフとコミュニケーションをしっかりとって、選手たちに伝えていかなければいけないのかなと。準備はしていたつもりだったんですけど、そこが絶対に必要なんじゃないかなと思ってます」

「もう1つ、隙を見せないというのが足りないところ。僕はサッカーで負けたとは全然思ってないんですけど、やはり勝負の世界になった時に隙を見せないというところで、このハーフシーズンでもいい試合なのに勝てない試合が何試合かあった。隙を見せないところはもっと突き詰めないといけないかな」

このオールスターで一区切り…と訊こうとしたところ、「いや、全然まだ区切りじゃない。まだ自分の中では何も終わってない」と返し、こう続けた。

「始まるのが2026/27シーズンだと思っていたので、また戻ってこれるように、自分の成長につなげられるようなことをできれば、と考えてます」

取材の中では「過去を振り返るよりは、次のチャレンジへエネルギーを向けていきたい」というような、極めてポジティブな言葉が何度も聞かれ、「もう少ししたら決まると思うので、皆さんにいい連絡ができると思います」と明かしてくれた。

勝手な予想ではあるが、レッドブルグループ内に残るとか、もっと言えば大宮に残るとか、そういう方向で話が進んでいるのだろうか。
チームを一番近くで見てきた、ドイツ語に堪能な日本人スタッフが加わるのであれば、それほど心強いことはない。とりあえず、宮沢氏のここまでの尽力に感謝するとともに、次の発表を心待ちにしたい。

Reported by 土地将靖