「自分の思い描いているキャリアを考えたときに、この1年間で自分がどのような成長曲線を描くかによって、自分の今後も決まっていくと思っていますし、そういう覚悟を持ってこの移籍を決断しました。そういう意味で、まだまだ自分のプレーの出来も足りないと思うので、沖縄キャンプでもっとアピールして、開幕スタメンを勝ち取りたいと思います」
7月7日で17歳になったばかりの高校2年生は、短い取材の中でも「覚悟」という言葉を何度もくり返した。
だが、そこから2週間経って行なわれたヴィアティン三重とのトレーニングマッチでは、2本目に先発して積極的なプレーを見せ、得意のミドルシュートで鮮やかな得点も決めてみせた。ピッチ外では他の選手たちともかなり馴染んだ様子を見せ、メディアへの受け答えも滑らかになって、逸材と呼ばれるにふさわしい自信やプライドも垣間見えるようになってきた。
また、45分×3本のゲームで3得点を挙げたのは、全てこの夏の新加入選手(金本毅騎、川本梨誉、北原)。槙野智章監督は、北原に限らず好パフォーマンスを見せた新戦力たちに対して「百年構想リーグの中で、どこが課題だったのか、どういう選手が来れば上積みになるのかを考えて、各ポイントで獲得した選手たちです。非常にサッカーIQも高いし、馴染む時間も早かったですし、すぐに数字を出せたのは良かったと思います」と語った。
もちろん「サッカーIQも高い」という中には北原も含まれ、彼自身の言葉の端々にも年齢以上の成熟度や知性が感じられる。
「戦術理解は、入った時よりかなり増してますし、監督からは練習試合の前に『点決めてこいよ』と言われて、その意味では点を決められたのは良かったです。でも、このチームで求められる守備であったり、ビルドアップへの関わり方という部分は足りなかったなと思うので、そこはもっとやっていきたいと思ってます」(北原)
「このキャンプによって、メンバーはある程度固まっていくと思ってますし、浦和レッズとの練習試合(琉球カップ2026)で同い年の和田武士がいて、彼もプロ契約をしていて本当にいい選手なので、良い関係というか、ライバル意識を持ちつつ高め合えている存在なので、レッズ戦はとくに意識してるゲームです」(北原)
現在行なわれているワールドカップには17〜18歳の選手が10人以上出場しており、それにも大きな刺激を受けている北原には「まだ17歳」という意識はなく、この1年が本当に重要であると捉え、強い「覚悟」を持ってJ2での成長に挑む。その中で、とくに伸ばしたいと思っていることを聞いた。
「攻撃の選手ですし、藤枝に入る前の面談でも『得点力が欲しい』と言ってもらえたので、自分の特徴でもある左右の足からのシュートでゴールを奪うところ、ゴール前でのアイデア、そういうところは伸ばしていきたいと思ってます」(北原)
ゴール数の目標については「二桁はいきます」と答えた。あえて「いきます」と言いきったところにも自信と覚悟が垣間見える。
藤枝での主戦場は2シャドーの一角になるだろうが、攻守におけるインテンシティ、走力、ビルドアップ、崩しのアイデアや精度、フィニッシュと多くのことが求められるポジションでもある。ライバルたちの顔ぶれを見ると、先発の座を確保するのは簡単ではないだろうが、厳しい競争が待っていることも彼の覚悟には当然含まれている。
そこをいつ、どうやって乗り越えていくのか。いずれ世界に羽ばたいていくであろう17歳の成長曲線を見守ることも、新シーズンの大きな楽しみとなる。
7月7日で17歳になったばかりの高校2年生は、短い取材の中でも「覚悟」という言葉を何度もくり返した。
技術だけでなくサッカーIQも
FC東京の“至宝”とも呼ばれる北原槙。彼が育成型期限付きで藤枝のスカッドに加わったことは、藤枝サポーターの間でも大きな話題となった。当然メディアからも大きな注目を集めているが、6月29日の新体制発表会見では緊張からか質問に答える声も小さく、言葉数も少なく、かなりシャイな印象を受けた。だが、そこから2週間経って行なわれたヴィアティン三重とのトレーニングマッチでは、2本目に先発して積極的なプレーを見せ、得意のミドルシュートで鮮やかな得点も決めてみせた。ピッチ外では他の選手たちともかなり馴染んだ様子を見せ、メディアへの受け答えも滑らかになって、逸材と呼ばれるにふさわしい自信やプライドも垣間見えるようになってきた。
また、45分×3本のゲームで3得点を挙げたのは、全てこの夏の新加入選手(金本毅騎、川本梨誉、北原)。槙野智章監督は、北原に限らず好パフォーマンスを見せた新戦力たちに対して「百年構想リーグの中で、どこが課題だったのか、どういう選手が来れば上積みになるのかを考えて、各ポイントで獲得した選手たちです。非常にサッカーIQも高いし、馴染む時間も早かったですし、すぐに数字を出せたのは良かったと思います」と語った。
もちろん「サッカーIQも高い」という中には北原も含まれ、彼自身の言葉の端々にも年齢以上の成熟度や知性が感じられる。
「戦術理解は、入った時よりかなり増してますし、監督からは練習試合の前に『点決めてこいよ』と言われて、その意味では点を決められたのは良かったです。でも、このチームで求められる守備であったり、ビルドアップへの関わり方という部分は足りなかったなと思うので、そこはもっとやっていきたいと思ってます」(北原)
「二桁はいきます」
7月17日からレベルの高い相手との実戦がメインとなる沖縄キャンプに入るが、それに向けても彼は強い意気込みを口にする。「このキャンプによって、メンバーはある程度固まっていくと思ってますし、浦和レッズとの練習試合(琉球カップ2026)で同い年の和田武士がいて、彼もプロ契約をしていて本当にいい選手なので、良い関係というか、ライバル意識を持ちつつ高め合えている存在なので、レッズ戦はとくに意識してるゲームです」(北原)
現在行なわれているワールドカップには17〜18歳の選手が10人以上出場しており、それにも大きな刺激を受けている北原には「まだ17歳」という意識はなく、この1年が本当に重要であると捉え、強い「覚悟」を持ってJ2での成長に挑む。その中で、とくに伸ばしたいと思っていることを聞いた。
「攻撃の選手ですし、藤枝に入る前の面談でも『得点力が欲しい』と言ってもらえたので、自分の特徴でもある左右の足からのシュートでゴールを奪うところ、ゴール前でのアイデア、そういうところは伸ばしていきたいと思ってます」(北原)
ゴール数の目標については「二桁はいきます」と答えた。あえて「いきます」と言いきったところにも自信と覚悟が垣間見える。
藤枝での主戦場は2シャドーの一角になるだろうが、攻守におけるインテンシティ、走力、ビルドアップ、崩しのアイデアや精度、フィニッシュと多くのことが求められるポジションでもある。ライバルたちの顔ぶれを見ると、先発の座を確保するのは簡単ではないだろうが、厳しい競争が待っていることも彼の覚悟には当然含まれている。
そこをいつ、どうやって乗り越えていくのか。いずれ世界に羽ばたいていくであろう17歳の成長曲線を見守ることも、新シーズンの大きな楽しみとなる。
Reported by 前島芳雄