
やっと帰ってきた。明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド EAST-Bグループ 第12節、藤枝MYFC戦で今季初出場を果たした尾崎優成は、続く第13節、ホームNACK5スタジアム大宮でのヴァンフォーレ甲府戦で、先発出場を果たした。
「初スタメンってことで、やっぱり勝ちたかったという気持ちがすごく強かった。自分のパフォーマンスとかそういうのは関係なしに、チームとしてまず勝ちたかった。それができなかったことは自分の力不足かなと思います」
心機一転、RB大宮アルディージャへの移籍に臨んだ2026シーズン。しかし、そのスタートでつまずいた。シーズン初頭に左太ももを負傷、そこからはリハビリの日々が続いた。
「リハビリも含めていろんな方が尽力してくださって、すごくいい状態で…怪我する前よりもいいコンディションで、体が動ける状態で復帰させてくれたので、そこは本当にスタッフ、家族に感謝しなきゃいけない」

満を持して臨んだホームゲーム。だが、その結果は悔やまれるものになってしまった。特に、わずか3分間での2失点には後悔の念が強くあった。
「バタバタしてる印象があった。別にそのミスがあったから失点するわけじゃない。最後のところをどう守りきるかというところは、今の守備陣にとってすごく大事な要素。危ないシーンを感じ取りつつも、そこで慌てない冷静さが今のチームには必要なのかなって感じました」
個人のコンディションとしては悪くなかったが、ディテールは詰めていかなければならないと自覚する。
「細かいポジショニングで相手を走らせない、(パスを)出させない、1つ遅らせるとか、そういう細かいところで勝負が決まる世界。そこは自分も含めてチームに対して声を掛けていけたら、と思います」
63分には、センターバックながら右の大外をオーバーラップし、松井匠からのパスを受けクロスを送った。惜しくもオリオラ サンデーには合わず、「まだサンデーとの仲が深まってないって感じてます(笑)」と周囲を笑わせたが、これも「とにかく勝ちたいという思い」からのプレーだったと話した。
取材中は何度も「勝ちたかった」と口にした尾崎。藤枝戦はPK戦の末に勝利したが、90分間での勝利からは4試合見放されている現状を脱するには、ありきたりだがそうした貪欲な姿勢が一番求められるのかもしれない。勝利への強い思いを実現させるべく、次の奮闘に期待したい。
Reported by 土地将靖