2026/27シーズンの明治安田J1リーグ開幕戦を1週間後に控えた2026年8月1日。柏レイソルとの千葉ダービーである、ちばぎんカップに臨んだジェフユナイテッド千葉は、サイドバックでプレーする選手の多くが負傷していたり、体調不良だったりということから3バックを採用した。4バックが基本システムの千葉にとって、試合のスタート時からの3バックは珍しく、小林慶行監督にとっては苦肉の策だった。
ただ、チームとしては不慣れな3バックではあったが、センターバックの鳥海晃司、河野貴志、そして新戦力のダニエル ホールは、ゴール前で粘り強い守備を披露。明治安田J1百年構想地域リーグ・EASTグループ第18節では柏に4失点していたが、このちばぎんカップでは最後まで柏にゴールを許さなかった。その一方で、千葉もまた無得点に終わり、PK戦4-5で敗戦となった。
3バックの左サイドでフル出場した河野は、3バックの守備について手応えを感じつつも課題も口にしていた。
「急造の3バックで、自分は(3バックで)やったことがなかったんですけど、やることは明確というか、しっかり整理したうえで前半の入りは良かったかなと思います。でも、5-4でブロックを組んだ時に引いて我慢強く守るというところは良かったとは思うんですけど、そこから前に出て行くというところの迫力が課題かな。サイドに大きく振られるとやっぱりスライドしないといけないので、サイドにボールが入った時にそこで相手の攻撃を止めることもしていかないといけないし、そのサイドで前に持って行くこともしないといけない。ずっと我慢強く守っていて失点しないことはいいかもしれないけど、ボールを奪ったあとにきつくなるところがあるので、そこは今後に向けての課題かなと思います」
サイドバックの選手たちが復帰すれば4バックに戻すこともあるだろうが、今回のシステム変更をきっかけに3バックをオプションとすることもできるだろう。
「オプションとしてあったらいいと思いますし、それをやるための積み上げは絶対に必要だなと思うので、そこはチームとしてやっていかなきゃいけないなと思います。ただ、一番大事な土台のところは、目の前の相手に負けないことだったり、走り負けないことだったりというところなので。それをやったうえで戦術という要素が入ってくるので、土台のところを徹底的にやるというところは、チームとしても、個人としてもまだまだ伸ばせるところかなと思います」
ちなみに、このちばぎんカップで河野はMIP賞を受賞し、50万円の賞金を手にした。
「チームの選手会のほうにちょっと出して、妻に何かいいものを買ってあげようかなと思います。僕は負けているから、そんなに嬉しい賞金ではないので、誰かのために使ったほうがいいかなと」
河野が試合のスタートからの3バックは未経験と話した一方で、「3バックだったらどこでも大丈夫」と話したのが、後半開始から出場して3バックの右サイドに入った石尾陸登だ。石尾は68分に交代出場した米倉恒貴が3バックの右サイドに入ると、津久井匠海が務めていた左ウイングバックに移った。
「確かにチームとしてはあまりやっていないし、事前にいろいろ説明されているんですけど、実際に試合となると動きが難しい。でも、最後のところはしっかり守れているし、個人的には良かったんじゃないかなと思っています。ただ、守備のところがハッキリしていないと攻撃でパワーを使えないので。それでも、チームとして数少ない回数でのことと考えたら、僕は良かったんじゃないかなと思いますし、3バックはオプションとしても十分できると思います。それでも、3バックは全然やっていなかったので、攻撃での動き方がやっぱり分からないと思うんですけど。ただ、僕がウイングバックに入ったということは、相手のマークを剥がして前に行ければ、そこで景色がひらけるということになると思うので。相手にボールを取られたところもありましたけど、あそこは自分がチャレンジしなきゃいけないところだと思ったので、ミスを恐れずにどんどんチャレンジしていけたらと思います」
河野と同様に、石尾も守備面については手応えを口にした一方で、攻撃面については「もっと全員がチャレンジしていいのかなと思う」と改善点を語った。
以前に「PKを蹴るのが好きで自信がある」と話した石尾は、今回のPK戦では柏のGK若原智哉の逆を突き、自信を持って緩めのスピードのPKを決めたように見えた。そして決めた直後、石尾は千葉サポーターを煽るように両手を大きく振った。
「PKはもうホント任せてほしいです。みんなメッチャ静かだったので、普段はあんなことはしないんですけど、煽っておこうと思ってやりました(笑)」
2026/27シーズンの明治安田J1リーグの開幕戦で、河野はベンチ入りしたものの出場はなく、石尾は78分に津久井に代わって出場した。3バックで臨んだ千葉だが、サンフレッチェ広島に3ゴールを奪われ、無得点での敗戦。攻守ともに課題が残った開幕戦となった。ホーム開幕戦である第2節ではどのような攻守を見せるのか。千葉の選手たちの奮起に期待したい。
Reported by 赤沼圭子
ただ、チームとしては不慣れな3バックではあったが、センターバックの鳥海晃司、河野貴志、そして新戦力のダニエル ホールは、ゴール前で粘り強い守備を披露。明治安田J1百年構想地域リーグ・EASTグループ第18節では柏に4失点していたが、このちばぎんカップでは最後まで柏にゴールを許さなかった。その一方で、千葉もまた無得点に終わり、PK戦4-5で敗戦となった。
3バックの左サイドでフル出場した河野は、3バックの守備について手応えを感じつつも課題も口にしていた。
「急造の3バックで、自分は(3バックで)やったことがなかったんですけど、やることは明確というか、しっかり整理したうえで前半の入りは良かったかなと思います。でも、5-4でブロックを組んだ時に引いて我慢強く守るというところは良かったとは思うんですけど、そこから前に出て行くというところの迫力が課題かな。サイドに大きく振られるとやっぱりスライドしないといけないので、サイドにボールが入った時にそこで相手の攻撃を止めることもしていかないといけないし、そのサイドで前に持って行くこともしないといけない。ずっと我慢強く守っていて失点しないことはいいかもしれないけど、ボールを奪ったあとにきつくなるところがあるので、そこは今後に向けての課題かなと思います」
サイドバックの選手たちが復帰すれば4バックに戻すこともあるだろうが、今回のシステム変更をきっかけに3バックをオプションとすることもできるだろう。
「オプションとしてあったらいいと思いますし、それをやるための積み上げは絶対に必要だなと思うので、そこはチームとしてやっていかなきゃいけないなと思います。ただ、一番大事な土台のところは、目の前の相手に負けないことだったり、走り負けないことだったりというところなので。それをやったうえで戦術という要素が入ってくるので、土台のところを徹底的にやるというところは、チームとしても、個人としてもまだまだ伸ばせるところかなと思います」
ちなみに、このちばぎんカップで河野はMIP賞を受賞し、50万円の賞金を手にした。
「チームの選手会のほうにちょっと出して、妻に何かいいものを買ってあげようかなと思います。僕は負けているから、そんなに嬉しい賞金ではないので、誰かのために使ったほうがいいかなと」
河野が試合のスタートからの3バックは未経験と話した一方で、「3バックだったらどこでも大丈夫」と話したのが、後半開始から出場して3バックの右サイドに入った石尾陸登だ。石尾は68分に交代出場した米倉恒貴が3バックの右サイドに入ると、津久井匠海が務めていた左ウイングバックに移った。
「確かにチームとしてはあまりやっていないし、事前にいろいろ説明されているんですけど、実際に試合となると動きが難しい。でも、最後のところはしっかり守れているし、個人的には良かったんじゃないかなと思っています。ただ、守備のところがハッキリしていないと攻撃でパワーを使えないので。それでも、チームとして数少ない回数でのことと考えたら、僕は良かったんじゃないかなと思いますし、3バックはオプションとしても十分できると思います。それでも、3バックは全然やっていなかったので、攻撃での動き方がやっぱり分からないと思うんですけど。ただ、僕がウイングバックに入ったということは、相手のマークを剥がして前に行ければ、そこで景色がひらけるということになると思うので。相手にボールを取られたところもありましたけど、あそこは自分がチャレンジしなきゃいけないところだと思ったので、ミスを恐れずにどんどんチャレンジしていけたらと思います」
河野と同様に、石尾も守備面については手応えを口にした一方で、攻撃面については「もっと全員がチャレンジしていいのかなと思う」と改善点を語った。
以前に「PKを蹴るのが好きで自信がある」と話した石尾は、今回のPK戦では柏のGK若原智哉の逆を突き、自信を持って緩めのスピードのPKを決めたように見えた。そして決めた直後、石尾は千葉サポーターを煽るように両手を大きく振った。
「PKはもうホント任せてほしいです。みんなメッチャ静かだったので、普段はあんなことはしないんですけど、煽っておこうと思ってやりました(笑)」
2026/27シーズンの明治安田J1リーグの開幕戦で、河野はベンチ入りしたものの出場はなく、石尾は78分に津久井に代わって出場した。3バックで臨んだ千葉だが、サンフレッチェ広島に3ゴールを奪われ、無得点での敗戦。攻守ともに課題が残った開幕戦となった。ホーム開幕戦である第2節ではどのような攻守を見せるのか。千葉の選手たちの奮起に期待したい。
Reported by 赤沼圭子