
「成長した姿を見せようと思っていた。自分の良さは出せたと思う」
AC長野パルセイロから福井ユナイテッドFCに期限付き移籍中の加納大が、長野サポーターを前に躍動した。
8月19日に行われた天皇杯1回戦で長野との対戦が実現。当初は対戦試合に出場できない制約条件だったが、双方クラブ合意のもとで解消されて出場が叶った。
3-4-2-1の左シャドーに入った加納大は、機動力を生かして攻守に奔走。ハイプレスで長野の最終ラインからボールを奪えば、ライン間でボールを受けたり、ポケットに抜けたり――。多彩なアクションでゴールへ迫り、前後半ともにシュートを1本ずつ放った。
フル出場の末に1-2で敗れたが、保有元クラブを相手に十分なアピールができた。3ヶ月前まで同僚だった長野の面々も、脅威を感じた様子だ。
静岡学園でも中高時代を共に過ごした行德瑛は、「向こうも燃えているだろうなと思っていたし、こっちも燃えていた。手強い相手だったけど、マッチアップできてよかった」と振り返る。
小林伸二監督も「よかったね。イキイキしていた」と嬉しげな表情。試合後に加納が挨拶に来た際には、体つきを見て「大きくなった」と成長を実感したという。
期限付き移籍期間は今年の12月31日までで、ウインターブレイク期間にチームに復帰する可能性もある。「長野のサポーターの前で、またオレンジのユニフォームを着て点を取りたい」と加納。レンタル先で順調に育つことを願うばかりだ。
Reported by 田中紘夢