
明治安田J2リーグ第7節、藤枝MYFC戦へ敵地に乗り込んだRB大宮アルディージャ。
3戦連続ドロー、2戦連続スコアレスの苦境を脱するべく立ち上がりから奮闘していたが、前半終了間際の隙を突かれ、藤枝に先制を許してしまう。
後半、大宮はギアを上げる。56分にエドワード真秀に代えカウアン ディニースを投入。66分には果敢に3枚替え、特に最終ラインでは西尾隆矢、木寺優直を下げ、センターバックに中山昂大、左サイドバックには泉柊椰を置く超攻撃的な布陣とした。
「時間帯とゲーム展開的に守備のタスクは多くなかったです。サイドバックという感じじゃなくて、攻撃のところでどうやって違いを作るかなって考えながらやってました」
初めての左サイドバック。具体的な指示はなかったが、ベンチの意図をそう汲み取り、戦術的には「後ろは中山のビルドアップに任せて、自分はカプリーニとコンビネーションを組みながら、近くに(杉本)健勇くんがいるんで、その3人でどうトライアングルを組んでいくかっていうところだけを考えてプレーした」そして何より、指揮官の思いを意気に感じた。
「奮い立った、っていうのが感覚的には近いかもしれないです。ポジションを下げてでも攻撃で、というところだと思うので、そこで残してもらえたのは少なからず信頼は得てるのかな、と感じました」

どんどん高い位置を取り、内に入り込んでゴールを狙っていった。75分、77分にはシュート。そして、その熱意が藤枝ゴールをこじ開けた。
アディショナルタイムも間もなく終了という間際。関口凱心がふわりとクロスを入れると、前線で杉本が胸で落とす。それを右足ボレーシュートで叩き込んだ。第4節湘南ベルマーレ戦でのラストシュート(スファナット ムエアンタ)が決まってから、まるまる270分の沈黙を打ち破り、リーグ戦無敗を継続。敵地で貴重な勝点1をもぎ取った。
「自分的にももどかしいゲームが続いて、なかなかシュートが入らないのもあったので、ここで1発とれたのはでかいと思ってます。結構ゴールって連続するんで、次のゲームが大事なんじゃないかって思っていて、それがチームとして出れば、もっとチームとしても連鎖するんじゃないかっていうのはすごく感じますね」
執念でこじ開けた一発。これをきっかけに、大宮の得点力復活に期待がかかる。
Reported by 土地将靖